審査結果は書面で送付されますが、審査状況は電子申請サービス内で確認できます。
申請内容に不備があった場合は、郵送で通知されるとともに、電子申請サービス内で申請データ等が返却されます(一部の申請については、郵送による通知のみ)。返却された申請データを利用して再申請することも可能です。
以下のサイトより、電子申請サービスの操作ガイドを確認できますので参考にしてください。
参考|協会けんぽ『電子申請サービス 操作ガイド』
労務担当者が準備すること
協会けんぽの電子申請サービスは、企業が利用することはできず、従業員自身で手続きを進めることとなります。そのため、これまで企業が従業員に代わって手続きを行っていた場合は、社内の業務フローや確認方法について検討が必要となる場合があります。
また、社会保険労務士に申請手続きを依頼している企業では、添付書類の受け渡し方法など、今後の連携について検討することも必要です。
労務担当者としては、以下①~③のような準備を進めることが考えられます。
①現状の把握
紙の申請書を用いた従来の手続きフローと比較して、電子申請サービスを利用した場合に、どの部分がどのように変更されるのかを整理する
②社内の周知・説明
スムーズな導入のため、従業員に対して事前に以下のような内容について案内を行う
・マイナンバーカードの準備方法・申請方法
・マイナポータルアプリのインストール方法
・けんぽアプリのインストール方法
・「どのようなときに、どのような手続きが必要か」という発生するタイミングや手続き内容 など
③社会保険労務士との連携確認
社会保険労務士に依頼する手続きの範囲や、添付書類の受け渡し方法などについて整理する
おわりに
協会けんぽの電子申請サービスの利用開始は、社内の手続きのフローを見直すきっかけとなる側面もあります。従来の紙を中心とした手続きから、データでのやり取りが主流になることで、申請の迅速化や手続きの抜け漏れ防止、従業員が自分で進捗を確認できるといった安心感など、さまざまなメリットが期待されます。
一方で、サービス開始当初は、社内フローの整理や従業員への周知、社会保険労務士との役割分担の調整、さらには新サービスの利用方法に関する従業員からの問い合わせが増えるなど、一時的に対応が増加することも想定されます。
こうした点を踏まえ、今回の電子申請サービスの開始を、申請手続きの効率化や従業員支援の質向上につなげる機会と捉えて準備を進めていくことが、労務担当者にとって重要となります。